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清水梁山(1864-1928)

古神道と共振する秘教的法華説!


古神道密義
原題:日本の国体と日蓮聖人
清水梁山=著


A5判 函入 
クロス装幀

定価12,800円+税

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清水梁山は、一般には身延派の日蓮教学者として知られているが、実は晩年の大石凝真素美と交流があり、「古事記大講」全30巻を著した水谷清はもとは梁山の弟子であった。水谷は観普賢経の修法実践のため知多郡篠島に籠もった際に、夢告を受け亀山の大石凝のもとを訪ね、その弟子となったのである。実際、「古事記大講」に大和三山とイ字の密合などしばしば清水梁山の秘説が言及されている。梁山は法華経を機縁として秘教的古神道の潮流とかぎりなく接近した人物で、それが集約されたのが本書『日本の国体と日蓮聖人』である。一見、普通の日蓮宗の本のようだが、そうではない。本書において、梁山は「日蓮聖人の眼中には、法華経の他に日本国を視ず、日本国の外に法華経なきなり」とし、本邦神代のことが世界に伝わり各地の天地造化説になったこと、あるいは天照大御神を始めとする神々の名がインドにまで伝わってその地の神の名になったこと、三種神器の秘義、イザナギ、イザナミ二神の天之御柱巡りと神代文字との関係、さらに日蓮聖人が書いた本尊「南無妙法蓮華経」七字には神代文字の筆画が加わっていること、心の御柱の幽義、安房国が日本国の中心であり高天原であること、 日本語と梵語の同根説、仏法は神道の「天津祝詞の太祝詞事」から起こったこと、などを説く。このような内容に鑑み、今般の復刻に際しては『古神道密義』と改題した。
なお、この本はずいぶん昔に某古書店で見たが、あまりに法外な値段だった。写本類なら値は惜しまぬのだが、活字本なので、少し時間をかければ適切な価格でいくらでも入手できると思い、その時は見送ったのだ。しかし、いざ捜すとどこにもなく、国会図書館等の目録にも存在しない。その後、20数年たってやっと入手したのである。それでも僥倖である。ずいぶん時間を無駄にしたことになる。お金は取り返しがつくが、本は二度と得られないこともある。本書はその入手し難いことからいえば、稀書であり、その内容からいえば、奇書であり、貴書といえるかと思う。(大宮司朗先生談・文責編集部