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九鬼文書の研究 九鬼文書の研究 九鬼文書の研究
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九鬼文書の研究

スサノオ〜大国主は世界の王だった?
天皇家の祖先はスサノオだった!?
縄文に遡る古代出雲王朝の秘史!
商品コード : /books/89350-201-8
価格 : 6,600円(本体6,000円+税10%)
三浦一郎=著 森 克明=解説 A5判 ソフトカバー 稀少口絵多数
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スサノオ〜大国主は世界の王だった?
天皇家の祖先はスサノオだった!?
縄文に遡る古代出雲王朝の秘史!

九鬼文書の研究

三浦一郎=著 森克明=解説 A5判 ソフトカバー


関連収録資料多数!丁寧な解説!豊富な稀少口絵!
【九鬼文書の研究】
昭和156年頃、九鬼子爵家に満一カ年潜伏した三浦一郎が「開かずの箱」として一子相伝で伝えられた秘密の古文献を整理し、太古史研究の同志に配付すべく地下出版するも特高警察に摘発され焼却処分となった幻の稀観本を完全覆刻。文書の原文は昭和20年の戦災によって烏有に帰したため、本書だけが原文テキストを含む唯一の資料となった。九鬼家伝承の根幹たる「天地言文」「神史略」「神代系譜」の原文を収録し、30数巻に及ぶ文献の解説を付し、古武道との関係、『物部文献』『竹内文献』との比較、神代文字論、神代秘史埋蔵の場所などについて縦横無尽に論じ、「九鬼文書」の衝迫的な内実があますところなく開示されている。明石天心荘で焼失して80年、三浦の決死の覚悟で残された「九鬼文書」をはじめて満天下に公開。

【衝撃の特別資料】
熊野修験者之道しるべ
旧皇道宣揚会関係者から極秘入手した稀観資料。九鬼家の裏の顔である「両部神道修験熊野別当家」としての内部資料であり、「天津踏鞴秘文」が九鬼家、大伴家、物部家、奥州安倍家に伝来した由来を語り、出雲皇統と大和皇統の皇位・祭祀権をめぐる確執、大物主神の吉備熊山出現から紀州熊野への進駐、神武東征伝承の真相と出雲系部族の「土雲」への転落、長髄彦の兄安日王命の津軽への亡命など知られざる古代伝承を記述した驚愕の記録。修験道の淵源を素戔嗚神伝と天照倭勾玉神伝の秘儀との融合にもとめ、降っては役小角へと継承されていく過程を伝える。

●大本節分大祭と国祖御大難の御因縁
戦後、大本の教学講師となった三浦による国祖(艮の金神) 隠退神話に関する論考。各地の蘇民将来伝承を比較し、備後に集中する「艮神社」の存在に注目、さらに九鬼家の伝承もまじえて詳細に考察。「九鬼文書」の実見を許された経緯も語られている。

●偽史を攘ふ――太古文献論争
三浦一郎『九鬼文書の研究』の秘密出版は、大本教および竹内文献一派の蘇生として、当時の右翼論壇に大きな衝撃を与えた。そこで行われたのが、国家神道イデオローグの島田晴雄による三浦およびそのシンパの藤沢親雄、神代文化研究所の小寺小次郎に対する異端審問会であった。その異様な言論弾圧記録の全文を収録した。
【解説編】

●森克明「九鬼文献」の周辺
研究史的整理を導入に、三浦一郎に関する諸資料の検討によってその人物像に肉薄し、三浦による「九鬼文書」の公開過程を複雑な政治的動きを押さえながら再構成を試みる。従来、憶測でしか語られなかった大本と九鬼家との関係についても、特高資料や皇道宣揚会内部資料、王仁三郎の書簡類など未公開資料を渉猟しその実相にせまり、九鬼家と大本との霊的因縁と現界での葛藤を明らかにし、さらに九鬼家伝承の底流に複数の錯綜したコンテキストが存在することを確認する。巻末には、詳細なる参考文献のリストを付加して研究者の便に供している。

――――――――――――――――――
●『九鬼文書』は宮中祭祀を司った大中臣家の流れを汲む九鬼家に伝えられた古伝承の宝庫。その中心となる文書は宮中の「天津神祇殿」に神宝として奉斎されてきた。

●用明天皇二年の丁未の乱で蘇我氏によって「天津神祇殿」は放火されるが、大中臣牟知麿が「天地言文」などの写本を携え信州に落ち延び、その末裔とされる熊野修験道別当家の九鬼氏に継承される。九鬼家は江戸時代には綾部に封ぜられる。

●九鬼文書の深層には、天照座天皇(亦名天疎日向津姫)、月夜見天皇、素戔嗚天皇を「出雲三代天皇」とし、スサノオ系の大国主天皇が大陸に雄飛したとする出雲王朝系の伝承があり、「神史略」等の系図は「天照大日晏」をスサノオの娘とし皇室の祖神をスサノオであるとする。

●失われた「天津踏鞴秘文」に基づく「熊野修験之道しるべ」は、出雲王統と大和王統は両統迭立の関係にあったが、神武天皇が出雲王統大物主神の配下であったニギハヤヒ、道臣命、高倉毘古之命を服属せしめ、長髄彦を討ったとする。この時に長髄彦の兄の安日王之命は大物主神の神宝「高天原手玉頸玉之巻」をもって津軽に逃れ、これが「天津蹈鞴麟鳳秘伝之巻」となったとし、『東日流外三郡』との関連も示唆される。

●出口なおの筆先に「あやべ九鬼大隅守と申すものは、これは因縁のあることざぞよ。この因縁が判りてきたら、どえらいことになるぞよ」とあり、「九鬼文書」には大本神話との共振が認められるのも興味深い。

●出口なおに憑ってきた神は「艮の金神」であるが、江戸時代には九鬼家江戸藩邸から「鬼門鎮護神符」が頒布され、有馬家の「水天宮護符」と並び称された。それには「丹州綾部本宮山鎮座」とある。のちに大本教の聖地となる綾部の本宮山に「鬼門鎮護神」が祀られていたことは偶然とは思えない。九鬼家の「鬼門乃里刀」では「字志採羅根真大神J ( うしとらこんじんおおかみ) は造化三神と天神七代の総称とされる。

出口王仁三郎がスサノオを至高の救済神と位置づけ、自らをスサノオの身魂としたことも、「九鬼文書」の出雲王朝伝承と重なる。

●九鬼氏は孝昭天皇の時代に「高御位山」に「鬼門八神鎮霊の神事」を斎行し中世まで歴代天皇が幣帛を奉った。本書によれば「高御位山」には二つの文脈がある。ひとつは播州の「高御位山」で、出口王仁三郎が「坤の金神」が幽閉されていたとして島開きを行った「神島」の対岸に位置する。もうひとつの文脈では「高御位山」はなんと亀岡の高熊山である!王仁三郎が松岡天狗に導かれ幽体離脱して現幽神の三界のすべてを見たとされる穴太の奥にある山である。

●さらに古代越国における十二の宝玉による国魂鎮めの儀式は、国治立命が太白星の十二個の玉を国魂として世界12の地域に配置したという『霊界物語』の神話を想起させる。

●著者の三浦一郎は、当社既刊の『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』の著者・三村三郎の本名である。

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三浦の経歴については本書解説に詳述されているが、若い頃から霊術に関心を寄せ、十九歳で上京し西村大観の門弟となり、三浦大寛と名乗り心王教本院の後継者となる。
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その後、気鋭の右翼活動家として頭角をあらわすが内ゲバの難を避けて朝鮮に居を移し大本信徒や道院との交流が生じる。
しかし、ある時期、三浦は忽然と関係者の前から姿を消す。2年後、三浦は茫然自失の呈で京城(ソウル) に現れた。残された家族の面倒を見ていた 大本信徒の前橋喜一郎が難詰する。
「いくらなんでも子供がかわいそうじゃないか。どこへ行っていたんだね」。三浦はポツリと答えた。「人の行けないところに行っていた」。そして「九鬼の開かずの箱」 のことを語りはじめたという。

●三浦は、 大石凝真素美の高弟・水野満年の主宰する 「古事記研究会」を通じて九鬼子爵の知遇を得て、これを説得。遂に九鬼の邸内奥深くに秘封されていた「開かずの箱」の開封を許可されたのである。

●『九鬼文書』の原本は昭和20年の戦災によって焼滅、本書だけが「九鬼文献」の根幹たる『神史略』『神代系譜』『天地言文』の原文を収録した唯一の資料となった。

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