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実修法 通信伝授秘録
第一次大本事件を契機に大本を去り、東京でふたたび活動を開始した木原鬼仏が、その第一弾として刊行したのが本書であり、かなり気合いのはいった内容である。真言密教で門外不出とされてきた両部関係の秘密事相(修法)を実践霊術の観点からわかりやすく再編し、 初伝(有り難や虎の巻)、中伝(恐ろしや蛇の巻)、奥伝(不可思議や火の巻)、極伝(あらたかや魔の巻)にわけて伝授する。タイトルに「魔力」とあるように、かなりきわどい術もあり、その性質上「最高口伝書に譲る」としてあえて詳細を伏せている部分もあるが、公開されたところだけでも、霊術探求者にとって裨益するところはきわめて大である。
祈り詰めの大邪法/印契早結びの術/八千枚護摩の法/タラクバンウンカンキリク術/水底の邪法/荒乱大明神の邪観/孔 雀明王の秘法/炎の舞/五大夜叉明王三昧術/等々。