★松本道別は古今東西のあらゆる霊術霊学を統合体系化した霊学研究および実践の第一人者。
★初心者を対象にした貴重きわまりない霊学講義の全記録(昭和2年刊行)を完全復刻。霊動法、霊魂法、帰神霊交法、気合法、伝想法、読心法、催眠法、治療 法など、そのあまりの効能ゆえ、幻の書として長らく封印されてきたが、ついに全面公開となる。
★霊学、霊術云々と題する物は巷間にいろいろ出回っているようであるが、奇蹟や怪異を求めるだけの低級低劣な書が多く、百害あって一利なしというのが実情である。ところが本書は、斯界の巨匠・大宮司朗先生が推奨されるだけあって、霊学関連書籍の中でも白眉の書とされる。また、心霊研究家の重鎮・浅野和三郎も「この種の講座中、最優秀のもの」と激賞している。
★霊術霊学の原理と方法はもちろん、応用実践の具体的方法もわかりやすく詳述。霊術の基本的なノウハウから霊学の極意まで網羅して完備をきわめている。誰でも簡単に正しい霊術を実践し霊学の奥義を知ることができる。本物の霊学霊術を理解し、実践するための入門決定版である。
★八幡書店から好評刊行中の大宮司朗先生の神法道術シリーズや『神道秘密集伝』(定価12,000円)と合わせ読むことによって霊学霊術の要諦を体得できる。まさに霊学霊術研究家の必読書である。
★本書の巻末には玄学修道会の大宮司朗先生が本書刊行の意義や霊学の歴史などについて詳しく解説。特別付録として「霊魂の研究」(『霊学春秋』掲載)を収録。また、松本道別が心霊研究の権威・浅野和三郎を初め、民俗学者の柳田国男、運命学研究の松井桂陰、心霊研究の茂木平太郎ら錚々たる面々を交え、天狗や 仙人や霊界などの消息について縦横無尽に語り合う座談会「魔界霊界を語る異常感覚者『話』の会(『話』昭和11年10月号掲載)」の記事を完全収録。
[主な内容]
●修養篇 呼吸法(深息法・数息法・胎息法・強息法・行気法)、霊動法(自発水想観・光 明観・広大観・霊薬観・天台真言の観法)、精神集中法(数指法・算秒法・物像注視法・文字注視法・秒音傾聴法)、鎮魂法(玉石法・燭火法)、修養者注意事 項(朝の水浴と勤行・夜の数息と暗示・食事と食物・五戒・活人剣)
●伝想篇 伝想法と読心術
●催眠篇 沿革と原理、日本催眠術史、旧式施術の方法(凝視法・聴音怯・撫擦法・廻首法・麻睡法・暗示法)、新式観念的催眠法(暗示法・硬直法・止動法・ 柔軟法・神遊法・千里法)、第二回以降の催眠法(一喝催眠法・一喝止動法・行気催眠法・凝視止動法・動揺催眠法・多数催眠法)、催眠中の実験(催眠状態の 段階・五感脱却・幻覚と錯覚・起倒押引自在・霊魂移物・霊魂入替・人格変換・官能異常・透視透覚)、覚醒の方法(矯癖と治病・教育応用・自己催眠法・遠隔 催眠法・動物催眠法)
●学理篇 人体放射能発見の動機及び研究の経路、放射能概説(原素の安定的と不安定的)、ラジウム放射能と人体放射能、呼吸と人体放射能、神経系統(脳髄神経系・脊髄神経系・交換神経系)
●治病篇 病理論(古代病理説・細胞病理説・神経病理説・病因論)、人体放射能の治癒能力(神経中枢の鎮靖・睡眠の促進・毒素の撲滅)、自己治療法(自 動・観念・暗示・行気)、他人治療法(三密具足・形式・接手・押圧・霊動・按揉・撫擦の輪気法・鼓打法・指射法・掌射法・吹気法・暗示法)、治療秘訣(疾 病個々の療法秘訣を公開)、遠隔治療法
●帰神交霊篇 催眠術と帰神交霊篇(複重人格・人格の分裂・霊力体・憑霊現象と末那識・憑霊の証拠・憑霊現象と霊子説・同居の霊と憑依の霊・憑依と精神統 一・観念生物説・死神等・帰神法の実験・霊縛・守護神・天眼天耳通・催眠現象と憑霊現象)、霊魂の実在(生理学者の霊魂論・霊魂と人魂・霊魂の本体・神の 分霊・霊魂と放射能体・玉の緒・五魂の遊離)、霊魂の転生(仏教の輪廻転生・転生の事実・催眠術の記憶逆行と転生・転生の法則・命数)、幽霊の実在(幽霊 の種類・顕体と幽体・二重体・無意識的意識的夢遊的等の死的幽霊・霊媒的幽霊の実体化と光線)、心霊写真(念写可能の理由・念写と憑霊作用・念写と天狗・ 念写の方法・天狗の実在)、帰神法の沿革(外国・日本)、帰神法の方式(座席・印契・石笛・鎮魂と帰神・発言・神人対話・霊書記・昇神式)、交霊法(霊縛 法・霊諭法・霊慰法・堕地獄法)、和魂荒魂考(和魂と奇魂幸魂・三魂と三種の神器・三魂と神経系統・三魂と神経作用)
●観念応用実験篇 刺針法の原理と方法、熱鉄熱湯法の原理と方法、諸種実験の原理と方法