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古代神聖文字の起源を探る 神代の文字
商品コード : 9784893509291 |
価格 : 4,180円(本体3,800円+税10%) |
宮崎小八郎=著 解説=武田崇元 A5判 並製 ソフトカバー |
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41pt |
GMOポイントは ショッピングモールやサービスの垣根なく 多くのネットショップや複数のサービスで 利用する事ができる共通ポイントです。
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神代文字研究の金字塔!
古代神聖文字の起源を探る 神代の文字
宮崎小八郎=著 解説=武田崇元 A5判 並製 ソフトカバー
4,180円(本体3,800円+税10%)
本書は筆者が20代の頃に大きな影響を受けた本です。本書の初版が刊行されたのは昭和17年のことです。もちろんその頃はまだ生まれておりませんし、本書の存在は敗戦をはさんで版元でも長いあいだ忘れさられていました。それが70年代のオカルト復興のなかで、再浮上し1974年になんと30年ぶりに再版されたのです。それを筆者はむさぼるように読み、神代文字の実在に確信を抱くようになりました。
本書は非常に冷静な立場から神代文字について述べた希有な本といってよいでしょう。本書の白眉は『釈日本紀』に見られる古体仮名の起源について論じた第四章「古体仮名と神代文字」および第七章「神代文字と仮字の起源」です。一般に片仮名の起源は漢字であるとされています。筆者もずっとそう思っておりましたが、個々の片仮名についてどの漢字のどの部分を採ったのかは、実は判然としないことを知って驚きました。たとえば「キ」は「機」「喜」「気」、「ケ」は「介」「箇」、「サ」は「茶」「散」「左」など諸説ありますが、決して明確ではないのです。ですから仮名の起源を神代文字とする著者の論に触れて目からうろこが落ちる思いをし、なるほどと膝を打ったのです。
第五章「日文字とその起源」は、先行する平田篤胤、落合直澄の所論を平易に整理し、第六章「神代文字論争」は、主な神代文字否定論を多角的な視点から徹底的に反駁、第八章「神社と神代文字」は、実際に著者が参拝した官国幣社で拝領した神璽、神札で神代文字が用いられているものを網羅した貴重な歴史的資料となっています。あらゆる意味で、本書は筆者がこの世界の探究する導きとなった一冊です。
それから約50年が経過した現在、神代文字はいまや一部ではスピリチュアル・アイコンと化すほどのポピュラリティを獲得していますが、その一方で本書のような神代文字論の歴史的名著の存在すら知る人がほとんどいないことは、ブームを非常に上滑りなものにしているように思います。そのような状況に一石を投じる意味で本書を復刻することにしました。ぜひ多くの方がこの名著に触れ、日本神代史に対する知的刺激をあらたにして頂ければと思います。(八幡書店社主・武田崇元)